5D’sこんなに人気なんだって思った話

遊戯王アニメ公式で配信されていた5D’s一気見が最終回を迎えました。
全部見ると約4時間半、しかも最終盤なので全部見たら感情がぐちゃぐちゃになってしまうな…と思いつつ、夜ふかしして一気見してしまいました。ちゃんと感情をぐちゃぐちゃにされたので寝不足です。未来組ほんとすき。

配信も大きく盛り上がってたし、私のTL上でも実況したり感情をぐちゃぐちゃにされたりする人たちを見かけました。
最終的にクラッシュタウン編の配信時よりも盛り上がっていたようです。


 中の人も一緒に楽しんでるのとても良いよね…

毎週月曜からの楽しみにしてた人も多そうですが、綺麗に終わる作品なので喪失感も大きめ。
来週から後続作品のZEXALが配信されるようなのですが、未視聴なので楽しみでもありつつ、ライディングデュエルの無い世界に耐えられるのだろうか…?と思います。

ここから完全に体感の話なのですが、5D’sってこんな人気なんだな…と思ったのが今回の本題です。
いや人気があるのは良いことなんですが、こんなにだっけ?と思ったのでちょっと老人の記憶を掘り起こしてみよう…という回です。

体感の話なので、まず私の肌感覚。
5D’sの放送は2008年4月2日~2011年3月30日のようです。
で、私が遊戯王OCGで遊んでたのが恐らく2010年後半~2013年前半くらいのはず。初めてちゃんと組んでたのが【極星】、ペンデュラムは触ってない…といった感じのはず。カードWikiを見るに第7期途中~第8期辺りかしら。
なので現代までちゃんと遊んでる人が読んだら「ん?」ってなるかもしれません。

この2008年~2013年辺りってインターネットが大分普及した辺りのはずで、ニコニコ動画のユーザー数が大きく伸びている頃、スマートフォンも段々と普及し始め、2013年辺りだと大体2人に1人くらいがスマホを持っていたようです(出展:ニコニコ動画#歴史情報通信白書H26版
なので、すごく雑な感覚ですが「現代的なステレオタイプのオタクが完成した」といった時期のはず。
そしてこれもまた雑な感覚ですが、例えば5D’s終盤の2011年だとまどか☆マギカが放送されている頃で、この辺りの話題だったコンテンツはある種の基本教養みたいな扱いだったような気がします。インターネット上での流行がだいぶ可視化されるようになった…みたいな感じ。

では5D’sは基本教養か?と言われるとそうでもない気がしていて、当時遊んでた人たちや一部の実況民は好きだよね、くらいなのでは…という感覚なのです。「まるで意味が分からんぞ!」は汎用的ですが、「紅蓮の悪魔の仕業でございます…」とかは見てる人じゃないと分からんし。
で、あの辺りの時期、インターネットで人気だった遊戯王に関するもの…となると、

…消えてないのが驚きですが、老人的にはこの辺りの初代遊戯王DMが人気だった…と思うんですよね。組曲『ニコニコ動画』にも入ってたはずなのですが、概ねニコニコ動画初期で人気だったコンテンツな気がします。
ちなみにもう少し巡ってみると初代遊戯王の音MADが今も割と残ってて意外と寛容なんだな…ってなりました。何であんなにエネミーコントローラー人気だったんだろうね。
(注:再生数の多い順にするとまるで実写の皆さんが上位に来るのですが、投稿が2019年なので省いています)
記憶が正しければどこかの時期で消されてる動画もたくさんありそう。

ちなみに5D’sでタグ検索してみると、

この辺の~2011年辺りの動画が当時の雰囲気に近そうな気がします。現代だとアウトなの混ざってるな。
再生数で比較するのもどうかな…という気はするんですが、雑に「人気のある動画」とした場合、遊戯王DM>5D’sとなるのは間違いないはず。GXも5D’sと同じくらいになりそうな感じでした。多くても100万再生は超えないよね、といったくらい。
この辺は「初代遊戯王は見たことあるけど続編は知らない/遊んでない」といった感じでしょうか。ジャンプで連載されてた遊戯王と、漫画版は割と別物だし本誌ではないGX以降…という環境の違いもありそうです。
後は単純にMAD動画から実況系や生配信などが主流になっていった、というのもある気がします。段々と生身の人間が出てくるのに抵抗が無くなったよね。
どっちにせよ、「5D’s自体に一定の人気はあるが遊戯王好きの一部だけ」というのが当時の状況だった…という感覚です。

 

話を現在に戻して、今回の5D’s一気見配信は放送開始から見れば17年、最終話近辺だと14年越しとなります。
流石にTwitterのトレンドをまるごと席巻するとかではありませんが、月曜平日11時頃に同接6万人近く集まるのは中々だと思います。再生数で見ても約24時間で50万再生を超えていました(途中から見る場合も再生数にカウントされてそうだけど)

公式も一緒に大満足。

これは前述の「当時の話」と比較すると視聴者数が増えているんじゃないかな…というのが体感なのです。
勿論当時のオタクが皆ニコニコ動画に登録していたわけでもないし、まして皆が皆MAD動画みたいなものを楽しんでいた訳でもなく。一方で配信は公式なので少なくとも著作権侵害コンテンツでは無く何も気にせず楽しめます。
ただ、コメント欄の反応は割と当時に近いような気がしています。某ブログのまとめになるのですが、例えば盛り上がりどころだと

初見の反応と再視聴を楽しみにしてる人たちという違いはありますが、実況の雰囲気はそのままなのでは…と思うのです。中には初見の人もいるはずですが、割合としては再視聴の人が多そう。
となると、17年の間にファンも増えていってたのかな…というのが真相な気がします。当時より配信サービスとかは普及してるし。
クラッシュタウン編のようなだいぶ様子のおかしい作品でもあるんですが、ストーリーや登場キャラクター達の魅力はめちゃめちゃ良いんだよな…!
遊戯王OCG自体長く、後から履修した人が多くいても不思議じゃないと思います。そうなると視聴者がたくさんいてもおかしくないし、何よりファンとして嬉しいよね。

 

そんな訳で、知る人ぞ知る名作何だけどナァ~という話ではなくて、単純に色んな人に愛されてて良かったな、という驚きの話でした。
コメント欄を見ると、「子供の頃見てました」というコメントをちらほら見かけたので、当時小学生だった人たちもいるはず。
実際クラッシュタウン編だけ見ておしまい、というのも出来たはずなのですが、私のように最後まで見て感情をぐちゃぐちゃにされた人もたくさん居たんだろうな…という気がします。遊星…お前が人と人を繋ぐ希望なんだ…!
こういった一挙配信はそんな頻繁に行われる訳では無いですが、またいつかお祭りがあると良いですね。

送信中です

×

※コメントは最大500文字、5回まで送信できます

送信中です送信しました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA