アプリチアちゃん製作中に更新されてたんですが、一段落したので一気に読みました。TLに流れてくるイラストが軒並みナグサが焼き鳥食べてるイラストが多かったのでネタバレは踏まずに読めた。
そんな訳で百花繚乱編のネタバレを含みます。考察は得意じゃないのであくまで感想文です。
何も気にせず感想書けるスペースあるんだから感想文書いたりしてもいいよね…と思っての書き残しです。
すごく良かったね…(語彙力)
ブルアカの「過去は無かったことに出来ないけどそれはそうと前に進んで行こうね」という話が好きです。百花繚乱編は正に前に進んでいく話だったのではなかろうか。
中盤までにかけてプレイヤーに対して「誰が人狼なのか」と考えさせながらアヤメや花鳥風月部の解像度を上げつつ、終盤で大きく成長していくナグサとそれをサポートする百鬼夜行組…と、終始続きが気になる話で一気読みできました。
百花繚乱編はBGMの強さもあると思うんですが、「こういうのが良いんだよ」が詰まっていると思います。
百花繚乱組
皆から期待される委員長にはなれないと塞いでた1章までのナグサ、そんな期待をされることに疲れてしまったアヤメ。ナグサにとってアヤメは頼りになる存在であり、それがアヤメにとって負荷になっていたものの上手く消化できず、ついに爆発してしまった…というのが大まかな状況。
本人と再会してすっかり委員長に期待する過去のナグサに戻ってしまいつつも、終盤でアヤメの心境を理解した上でアヤメに対し継承戦を挑む…と、2章はこの2人を中心とした話でした。

この展開はずるじゃんね
最終盤で掟に従って決着をつけるのはエデン条約3章を彷彿とさせますが、それはそうとプレイヤーが歓喜するものをお出しされているんだよな…!演出も相まっての名シーンだったと思います。
ナグサも不器用な子ですが、周りに迷惑をかけたくないと考えちゃうホシノや自分で業を背負おうとするリオ会長のようなタイプとは違い、アヤメの存在があったからこそ理想像のようにはなれない…と塞がっていたのが1章(の終盤)まで。
それが2章の後半で真実を知って以降、覚悟を決めて継承戦に挑む…と、正に主人公として成長しながら大きな一歩を踏み出せていたと思います。
不器用で不安定で…と、等身大の女の子故に成長を見届けられる話になっていたのが良かった。
そう考えるとやっぱりヒフミって行動力の化身だったな…と改めて感じたり。
闇落ちしたアヤメも、期待される委員長という呪縛から解き放たれたいと思いながら、一方で継承戦まで手を抜いて無いんですよね。
委員長の座を自ら降りる選択はできなかった訳ですが、継承戦を挑まれた時点で「ここで降りれば解放される」とはならず、持てる力を使ってナグサと対峙しています。揺さぶりだと言ったのは強がりだったような。
後戻りも出来ないから…というのもあると思いますが、本来の性格が真面目なのだろうな…と伺えます。救われたかったけど、救ってもらう方法が分からなかった…というのはヒナ委員長に通ずるところがあるような。

過去形。
立ち直って復帰してほしいところですが、FOX小隊さえ未だに収監中なんだよな…この流れで書くのもアレなのだけど、アヤメさんに対する第一印象が顔が良…だったので実装されて欲しい。
あと、本編を見て好感度の上がり幅が大きかったのがキキョウ。
再開したアヤメに対する不審点を指摘したりナグサ以外の全員に情報共有したり、真意を知って気づけなかった事を悔やんでいたりと、周りをよく見ている子なんだなというのが分かる描写が多かったような。
絆エピソードを読んでないので湿度言われるのがそんなに分かってないんだけど、このストーリーでは名参謀だったと思います。
修羅先生
1章では悪役として活躍してましたが、今回は百花繚乱組に強制連行される立場。自作小説公開朗読されたりと話の清涼剤となりつつ、本人も実はコクリコ様に利用されてるだけなのか、このままでは見捨てられてしまうのでは…?と不安な様子だったシュロ。
この子もまた不安定な存在で、おそらく良い成功体験を得られず、頼りどころがコクリコ様だけ(だった)という環境なのが歪んじゃった原因なのだろうというのが見える話でした。故に先生に庇われて困惑してたし。

個人的頷きポイント(でも大人なので食べます)。
終盤で怪書パワーを取り戻して百鬼夜行を救うきっかけを作った訳だし、それこそニヤ様が面倒を見てあげても良いんじゃ…と思いきや、しれっとコクリコ様の元に戻っちゃったっぽいんだよね。結局場当たり的なことしか出来て無かったし、再登場時には前に進めると良いな…
ユカリが百花繚乱の末っ子ポジションならシュロは近所のガキンチョとしていい感じにこう…

他にもっとあっただろっていうスクショポイント。
プラモデル製作部の中でも時たま爆発する人を見るので、自分で自分をヨシヨシ出来ると良いんだけどね。
(ちょっと歪んだ)成功体験を得たはずなので、いい方向に転べば改心しそうだし、迷作を産みそうだし。
その他のもろもろ
医師として出てきたリクさん…一体何者なんだ…
七囚人の話もどこかで進展するんですかね。ニヤニヤ教授に負けてる人をたくさん観測してるけど、あの人たちが救われる日は来るのだろうか…?
実際のところ七囚人に限らず未実装の子が割とたくさんいるはずなので、その内大きくストーリーが動いたりするのかしら。でもアケミさんとか何食わぬ顔で筋トレしてたしな…(実装はされなかったけれど)
あとほんの一瞬登場したウイ。
古書修復という稀有なスキル、「トリニティの中では有名」とかではなく外からも注目されてるのが(ニヤだけかもしれないけど)判明。
こういう外とのつながりが見えるシーン良いよね。
そんな訳で、改めてすごく良かったね…というのが感想でした。色んな栄養が詰まっていたと思います。詰まりすぎてて書ききれない。
今回ストーリー更新が一気に来てくれたので一気読みしやすかったのもありがたい。次の更新も楽しみ…!
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